移植 (1968)

移植(いしょく)とは、提供者(ドナー)から受給者(レシピエント)に組織臓器を移し植える医療行為のこと。移植で用いられる組織や臓器を「移植片」という。以下に示すように様々な移植の形態が存在するが、一般には臓器を移植する場合が話題となるため臓器移植(ぞうきいしょく)として知られている。

概説

ヒトの臓器移植は病気や事故により臓器が機能しなくなった人に対して他の人の健康な臓器を移植して機能の回復を図る医療をいう[1]

臓器移植は難病治療などとともに生命科学の発展によって人類が恩恵を受けてきた分野である[2]。一部の疾病に対して現時点での医学レベルでは臓器移植が唯一の治療法である場合がある[3]。脳死後の臓器移植が可能となり免疫抑制薬も進歩したことで臓器移植の成績も向上している[4]。一方で臓器移植については臓器提供者の脳死判定のあり方などに議論がある。死生観は国民性のほか宗教や時代によって大きく異なり臓器移植等の捉え方にも難しい問題が存在する[5]。思想的・宗教的立場から臓器の移植を否定する主張[6]もある。

分類

ドナーとレシピエントの関係による分類